日本語 English

外国から来た言葉「外来語」の読み方

日本語を学ぶみなさん!こんにちは。Careerable(キャリアブル)です。

日本語を学んでいる中で、困ること、たくさんありますよね?
とくに英語を話す方からは「外来語の発音が難しい」という話をよく聞きます。
今日は、日本語の中で、たくさんある外来語、その中でも発音についてお話しします。

外来語にはいくつかの発音のルールがあります。
日本語学校で学ぶテキストには、なかなか載っていないルールですが、それを理解したらそんなにむずかしくないので、しっかり読んでください。

発音には、母音と子音があります。
母音-a,i,u,e,o「あ」「い」「う」「え」「お」
子音-k, s, t, n, h, m, y, r, w, n, b, g, z, d, b, p, c, j

日本語では、”n” つまり、「ん」以外に、子音だけで発音することはありません!

必ず、子音のあとに母音がついています。

例)
store トア
watch ウォッ
web  ウェ

では、子音の後にどんな母音をつければいいのでしょうか?実は、3つの大きなルールがあります。(小さいルールや例外はたくさんありますが。。)

ルール1 子音のあとに”u”をつける

ほとんどの外来語は、もともとの英単語が子音だけの場合には、uをつけると日本語のカタカナ読みになります。つまりウ段の音にします。
ウ段-「ウ」「ク」「ス」「ツ」「ヌ」「フ」「ム」「ユ」「ル」「グ」「ズ」「ブ」「プ」

例)
fall  フォー
service  サービ
series シリー
stove ストー
sports スポー
native ネイティ
help  ヘルプ

ルール2 子音の中でも”t”と”d”は”o”をつける

tとdの子音には、”o”をつけてオ段にします。
オ段-「オ」「コ」「ソ」「ト」「ノ」「ホ」「モ」「ヨ」「ロ」「ヲ」「ゴ」「ゾ」「ド」「ボ」「ポ」

例)
driver ライバー
diamond ダイヤモン
hardware ハーウェア
software ソフウェア
adventure アベンチャー
internet インターネッ
coat コー
training レーニング
train レイン

ルール3 多くの伸ばす音”ar””er””ur””or”はア段の長音になる

多くの“ar””er””ur””or”の伸ばす音には、ア段の長音になります。
ア段の長音-「アー」「カー」「サー」「ター」「ナー」「ハー」「マー」「ヤー」「ラー」「ワー」「ガー」「ザー」「ダー」「バー」「パー」「キャー」「シャー」「チャー」「ニャー」「ヒャー」「ミャー」「リャー」「ギャー」「ジャー」「ビャー」「ピャー」

例)
driver ドライバー 
computer コンピューター
elevator エレベーター
calendar カレンダー
survey サーベイ
curtain カーテン
curve カー

例 外

大体の子音はウ段の音になると説明しましたが、もちろん例外もあります。
ルール1では、英単語が子音だけの場合には、uをつけると日本語のカタカナ読みになると話しましたが、kのあとにuではなくiが付く場合があります。
このようにルールに当てはまらないのは、外来語として日本に伝わった時期が違うからです。これらの単語は早い段階から日本にやってきた古い外来語だからなのです。

例)
cake ケークではなく、ケーキ
steak  ステークではなく、ステーキ
deck  デックではなく、デッキ
brake  ブレークではなく、ブレーキ
stick  スティックではなく、ステッキ(杖)※しかし、スティックは、棒という意味でつかわれる。

他にも、英語は同じなのに、日本語では発音が二つあり、しかもそれぞれ意味が違うものがあります。

例)
Sheet シートといえば、用紙のこと。スプレッドシートとかにも使います。もう一つは、寝具のシーツです。

さらに、英語ではなく、ポルトガル語などの他の外国語からの外来語もあります。ポルトガルとオランダは大昔から日本と交流があったので、ポルトガルとオランダからきた古い外来語がたくさんあります。

例)
tabaco  ポルトガル語からタバコ
capa  ポルトガル語からカッパ ※英語ではraincoat
pao ポルトガル語からパン ※英語ではbread
glas オランダ語からガラス(硝子) ※glass グラスと間違いやすい
kop オランダ語からコップ ※cup カップと間違いやすい
gom オランダ語からゴム ※英語ではrubber
enquete フランス語からアンケート ※英語では、questionnaire

みなさん、分かりましたか?外来語はたくさんあり、このほかにもルールがいくつかありますし、例外もあります。
しかし、上の3つのルールを覚えればほとんどの外来語の読み方がわかるようになりますので、今後外来語を聞いた時には、上のルールを当てはめてみてください。

Careerable(キャリアブル)では、外国人ITエンジニアが、日本の職場でさらに活躍できるように、日本語教育やビジネス教育を行っております。
また彼らの就職やキャリアップのサポートも行っております。
以下に興味のある方はぜひお問い合わせください。
日本語能力アップ
キャリアアップ
ビジネス能力アップ


JLPT対策コースの受講希望の方
日程が決まり次第こちらのウェブサイト、および LinkedIn( https://www.linkedin.com/in/akiomuta/ )にてお知らせします。
ぜひご確認下さい。